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2017.06.29
6月24日に行われた高校2年「サステイナビリティ演習Ⅰ」では、研究テーマの選定のため、専門家の先生の講義を聞いたり、ICTを活用して情報収集行ったりするなど、テーマごとに活気のある授業が行われていました。
「災害と地域社会」
慶應義塾大学環境情報学部准教授の大木聖子先生から「地震と災害」についてのレクチャーを受けました。前半は、「自然現象としての地震」のメカニズムについてクイズを交えながら学び、後半は阪神大震災直後の映像や熊本地震、中越地震の事例を紹介いただき「災害としての地震」について学びました。
「自然現象としての地震は止められなくても、災害は防ぐことができる。私たちにできることは何か」という大木先生の問いかけに答える形で、生徒たちの探究は進んでいきます。
「開発経済と人間」
前回発表したテーマを各自がさらに深く調べ、これをもとに研究グループをつくりました。今回、生徒から出てきたテーマは宗教、建築、空港、カジノ、ホテル、アミューズメントパーク、ホスピタリティ、オリンピックなどなど。パソコンやiPadなどICT機器を駆使してグループごとに共通の研究テーマを探っていきます。
教員はファシリテーターとして参考文献を紹介し、生徒から質問があればアドバイスするのが役目。主役はあくまでも生徒で、生徒の興味・関心にしたがって授業は展開されていきます。
「環境とライフスタイル」
今回は、国立環境研究所主任研究員の藤野純一先生からマレーシアで進行中のイスカンダル開発計画についてレクチャーを受けました。大規模な都市開発を、環境への配慮及び持続可能性の確保といかに両立するのか、様々な側面から考察しました。また、藤野先生が研究している低炭素社会シナリオの概要と、国内外の活動実績を紹介していただきました。
後半は生徒がそれぞれ考えてきた研究テーマの素案を発表し、藤野先生からコメントを頂戴しました。前半のレクチャーの内容を踏まえ、軌道修正を加えて各自が研究内容の絞り込みを図っていきます。