第２回　中学読書放送

10月17日(木)、第2回中学読書放送をおこないました。
この日紹介したのは、重松 清著 『せんせい。』 (新潮文庫) 。主人公の、ロック好きな３０代（男性）の高校教師が、生まれてくる自身の子供のために、生徒からギターを教えてもらい、ニールヤング（ミュージシャン）のカバーを必死で練習するという短編「白髪のニール」の冒頭です。
高校時代のエピソードの後、主人公の高校生は、いつか45歳のおじさんになります。彼が先生にギターを教えた時の年齢をとうにこえています。もちろん先生もそれにともない年をとってゆくわけですが、先生は今でも向かい風に立ち向かい続けロック＆ロールし続けていた、という内容です。
さらに、『せんせい。』に収録された短編のひとるを映画化した「泣くな赤鬼」も紹介しました。