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高校2年生がEU代表部で開催された宇宙物理学の講演会へ参加しました。

2015.02.10

2月9日(月)、高校2年生の物理選択者6名が、EU代表部で開催された宇宙物理学の講演会へ参加しました。EUと日本が協力して進めている科学技術プロジェクトのなかの1つ「ELiTES(次世代の重力波検出器技術の国際共同研究)」の年次ミーティングのワークショップで、東京工業大学の宗宮健太郎教授から日本の高校生向けに最先端の研究のようすを講演いただきました。1時間の講演は日本語ですがスライドはすべて英語、さらに高校物理の範囲を超えた内容に四苦八苦しながらも、全員がんばってメモを取りながら聴いてきました。

宇宙物理学における先端研究テーマである「重力波の検出」は“アインシュタインの最後の宿題”とも言われており、宇宙で起こる激しい天体現象(超新星爆発や、ブラックホールの活動)によって空間のゆがみが生じるなら、そのゆがみは重力の変化「重力波」として宇宙のあらゆる場所に伝わるはずであると予言されているものです。この重力波を地球で観測することができれば、アインシュタインの重力理論の正しさを検証することができるため、世界の研究者が国際的な検出器のネットワークをつくり、毎日毎晩観測を続けているそうです。重力波の観測による天文学が進歩すれば、光(電磁波)では見ることのできないビッグバン直後の宇宙の状態を観測し、宇宙誕生時により近い世界を明らかにできるかもしれない、ゆくゆくはタイムマシンの原理をつかめるかも…?!と期待されています。

講演の最後には宗宮教授からのメッセージとして、研究者になってよかったこと、大学では「勉強」が「研究」に変わること、大学院で研究するとはどういうことか、といったお話がありました。この“大学の学びへのイントロダクション”を通じて、生徒はそれぞれ自分の近い未来を垣間見る機会ともなったようです。