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上智大学 北條研究室「環境史フィールドワーク」第2回

2017.01.31

1月28日(土)、高校1~3年生13人が参加し、「環境史から浅草・吉原をみる」をテーマにフィールドワークを行いました。浅草駅前を出発し、姥ヶ池跡である花川戸公園、待乳山聖天社、今戸神社、山谷堀公園を経て、吉原遊郭があった地区へ行き、最後に安政大地震の際に遊女の遺体が投げ込まれ、投込寺と呼ばれるようになった浄閑寺を見学する行程を約3時間歩き、最後に上智大学に移動してリフレクションをしました。
前回12月のガイダンスで取り上げた2つのテーマ(「浅草観音と姥ヶ池」・「安政江戸大地震と新吉原」)にまつわる信仰や伝承の場を実際に見学し、現在でも、乳山聖天社は子宝、今戸神社は縁結びを願う人々の信仰を集めており、江戸から続く信仰の場であることがわかりました。また、江戸時代の町割りが現在も残る吉原遊郭があった地区には、苦界の女性を救済する観音信仰が残り、霊を鎮めるための寺が存在しています。
浅草というと東京を代表する観光地として華やかなイメージが強いですが、その北側に江戸時代には被差別部落や吉原遊郭という繁華街があったという社会の暗い部分も知ることができ、考えることの多い1日となりました。
今年で3年目を迎えた、上智大学の北條先生から学ぶ「環境史」学習ですが、低湿地という江戸の地理的な条件が環境の開発や地域の歴史に与えた影響について教えていただき、笹塚・神田・浅草とフィールドワークを重ねてきました。
今回は、「水」と「女性」にまつわるテーマで江戸庶民の信仰に触れる機会を得て、新たな発見がありました。北條先生、研究室3年生白山さん、松本さん、OBの中村さん、高校生にもわかりやすく解説をしてくださるなど大変お世話になり、ありがとうございました。