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台湾フィールドワーク報告

2017.01.10

昨年末、終業日翌日の12月20日(火)から4泊5日の日程で、台湾フィールドワークが行われました。この台湾FWは高2の選択者を対象としたSGH関連授業「サステイナビリティ演習Ⅰ~災害と地域社会~」の一環として実施され、高校1学年次における東日本大震災の被災地釜石市の訪問を踏まえて、日本と同様、地震国である台湾を訪れ、特に1999年9月に台湾中部を襲った「集集地震」をテーマに、地震の傷跡や復興の足跡を辿るフィールドワークです。(賴先生のお話では、台湾は日本の10倍の頻度で大震災に見舞われているとのことです)

参加した12人の生徒たちは同授業内でこれまで大木先生(慶大SFC)にご指導いただいたことを基に、事前学習において調べ上げた訪問先を丁寧に巡りました。そして、実際に地震で被災した遺構や、集集地震をテーマにした教育施設等を訪れ、想像以上の地震の大きさ、恐ろしさを痛感するとともに、それをどのように震災後の防災教育と復興に繋げているのか、台湾の人々や政府の、地震と共存していこうとする心構えを強く感じ取っていました。まさに、台湾の人々の姿勢からは、いみじくも大木先生が授業でよく「地震自体に罪はない。それを罪悪視するのは人間の身勝手」と教えて下さったことに相通ずるものを汲み取ることができました。

また、震源地集集地区に近い南投縣立旭光高級中学(ShiuhKuang Senior High)を訪問し、同学年の生徒とも交流して問題意識を共有しました。旭光高中の生徒さんたち、また先生方はとてもフレンドリーで優しく、また礼儀正しい方々で、本校の生徒たちを手厚くもてなしてくれました。学校見学後、講堂で、まず同行いただいた台湾国立成功大学准教授 賴文基先生の集集地震に関する講義を旭光高中の生徒さんたちと一緒に受講し、その後、本校の生徒が中国語で自己紹介、そして、集集地震について調べてきたこと、また、実際その遺構等を訪問した感想、及び東日本大震災や自分たちの防災活動等について、英語でプレゼンテーションを行いました。それを受け、旭光高中の生徒さんたちも、震災当時の学校の様子やご家族の体験談などを英語で発表してくれました。友好的なムードの中で、3時間の滞在時間があっという間に過ぎていきました。

生徒たちはこの台湾FWを終えて、さらに自分たちの「学び」を深め、2月のSGH研究発表会に向けて、探求心、プレゼンの意欲を強くしたものと思います。

最後に、この台湾FWにおいては多くの方々にお世話になりました。準備の段階からお世話してくださり、旭光高中との交流をアレンジしていただいた賴文基先生をはじめ、同行いただいた大木研究室の学生Evaさん(慶応SFC)、成功大学の許芳慈さん、鹿児島からわざわざ取材のためにお越しいただいた川端訓代先生(鹿児島大学)、温かく本校生徒を迎え入れてくださった旭光高中の呉明順校長先生、洪延助先生、李錫鑫先生、曾瓊華先生、出発前に台湾基礎講座や中国語講座を開いていただき、台北でもお世話いただいた本校高3保護者の林敬三先生(名古屋産業大学)、そして、「サステイナビリティ演習」をご担当いただき、この台湾FWに導いてくださった大木聖子先生(慶応SFC)に、深く感謝申し上げます。

以下、日程順の画像です。

1日目(12.20)…台北の空港(松山空港)から最初の訪問地 石岡ダム(台中北部)に到着したときは夕暮れでした。

2日目(12.21)…集集地震関連の遺構・教育施設等を訪問。車龍埔断層保存園区→武晶宮→日月潭→桃米社区

3日目(12.22)…9.21地震教育園区を見学の後、旭光高級中等学校を訪問。

4日目(12.23)…台湾中部から台北に向かう。途中、九份を観光。

5日目(12.24)…台北のランドマーク「台北101」を見学した後、帰路へ。