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SGH高大連携企画 上智大学「環境史的視角からみる江戸・東京」

2014.11.11

11月8日(土)、SGH(スーパーグローバルハイスクール)高大連携企画として、「環境史的視角からみる江戸・東京―怪談・災害をてがかりに―」が上智大学文学部史学科の北條勝貴准教授によっておこなわれました。講義とフィールドワークの二部構成で高校生10名が参加しました。
第一部の講義は上智大学の四谷キャンパス。北條先生からは四谷界隈の怪談(のっぺらぼう、「縊鬼(いき)」という人々を首つり自殺に引きこむ鬼の話)はその地形や環境が影響しているとの講義をしていただきました。生徒は怪談という題材に興味津々。その後、フィールドワークをおこなう四谷から信濃町にかけての地理を江戸時代の地図などで確認し、鮫ケ橋というかつての貧民窟(スラム街)の地形上の特徴も学びました。
第二部は喰違見附(くいちがいみつけ)から赤坂迎賓館、みなみもと町公園、お岩稲荷という踏査コースです。みなみもと町公園付近がかつての鮫ケ橋で、公園に隣接して「せきとめ稲荷」があります。かつての水流の「堰き止め」が病気快癒の「咳とめ」へと変化。水害の多い土地でした。そのような四谷から信濃町にかけての地理が『東海道四谷怪談』のお岩さんの誕生につながっていきます。最後に訪れたのが通称「お岩稲荷」の陽運寺。そこでは副住職さんにお岩さんの実話を聞き、史実の多様性と変化、怪談が生まれる過程を知ることが出来ました。

 

参加生徒のの感想

今回、講義を聴いて、怪談にはそれが生み出される地形や環境と人々が深くかかわっているということが分かりました。見通しがきかず、夜はとても暗い喰違見附では事故や事件が多発しました。そこで人々はその不安や恐怖心から怪談をつくり出しました。環境から人間、人間から怪談、というように怪談が生み出される。怪談とは、環境や自然と人間の関係そのものであり、それらをつなぐものであると考えました。      高2 小田