富士見丘中学校・高等学校 視聴覚教室(9月19日)

有名プロから教わる「バレエの舞台ができるまで」

 9月19日、富士見丘のメインアリーナで今年の視聴覚教室が開催されました。会場では開催前から期待に胸を膨らませる生徒たちのワクワク感が伝わってきました。というのも今回は女性なら誰でも憧れるバレエ、その上、西島千さん、酒井はなさんなど著名なダンサーたちが自らレクチャーして下さるからです。自分たちの学校で身近に本物のバレエを見ることができる、それが生徒たちの心を高揚させたようです。

幕が開くのが楽しみです。
舞台で使われるシューズ、衣装などの展示もありました。

 幕があがり、バーレッスン風景、続いて本日演じられる「眠れる森の美女」第三幕、男女2人の踊り手によって展開される「青い鳥のグラン・パ・ド・ドゥ」のリハーサルが始まりました。ピーンと張り詰めた四肢の美しさ、指先や足の動きに生徒たちの目は釘付けです。バレエは道具を一切使わず、肉体だけで全てを表現しなければなりません。だからこそ一時も気を抜けないのです。

バーレッスンから見られる貴重な機会
ピアノの旋律に乗ってバレエ独特の準備運動です

リハーサルでは2人の踊りを西島さんが確認
一つ一つの動きを細かく修正します

 リハーサル終了後は舞踊研究家の芳賀直子さんをMCに迎え、西島千博さんとのトーク・生徒たちとの質疑応答が始まりました。バレエはイタリアで生まれ、フランスで育ち、ロシアで完成したという話、女性はトゥシューズを履くが男性は履かないという話など興味深い内容でした。質疑応答では西島さんに、「毎日練習は何時間?」「休日は何をしていますか?」「本番前は何を考えていますか?」など矢のような質問、会場は大変な活気でした。

バレエの成り立ちについてレクチャー
「バレエは音楽、踊り、物語、全てが入った芸術です」

質問コーナーは大盛り上がり
「本番前は部屋を暗くして寝ています」

 いよいよ「眠れる森の美女」第三幕と「シェエラザード」の鑑賞です。情景をイメージさせる華やかな照明、美しいコスチューム、息の合った男女の踊りが、観るものを夢の世界へと誘います。「シェエラザード」はアラビアンナイトのコスチュームが華やか、ほっそりとして気品のある西島さんのサポートでたおやかにポーズを決める酒井はなさん、お二人とも息をのむような美しさでした。会場の空気、臨場感、熱気、迫力、「生」だからこそ味わえる感動でした。

「眠れる森の美女」第3幕より
男性の躍動感あるジャンプ
足先から指先まで美しく

「シェエラザード」より
この演目はとてもエキゾチック
高さのあるリフトも見どころのひとつ

終演後に生徒から皆さんに花束贈呈
最後に校長先生より今日の経緯の説明

なんと皆さんが退場を見送ってくれるサプライズ!
こんなに間近で触れ合える機会は滅多にありません

インタビュー

高1年 高橋 美咲さん・浅川 葵さん

プロのステージを間近に観て感動!

 お母さまの勧めで6歳から現在までバレエを習っているという高橋さんは、「一生懸命練習を積んでいますが、私にはまだ足りないところがたくさんあるので、プロの方の踊りを身近に観ることができてすごい勉強になりました。」と言います。レッスンで手は肩から動かすのではなく、背中から動かすように指導されているのを時々忘れてしまう高橋さん、プロは上体をしなやかに使っていて、やはり違うと思ったそうです。一方、幼稚園の年少から中学までバレエを習っていたという浅川さんは、「照明からセットまで本格的だったし、ゲストの皆さんが有名な素晴らしい方たちだったので、夢のようでした。高校生になって勉強もしなければならないと思いバレエを中断しましたが、あの素晴らしいステージを観て、また習いたくなりました」と、2人とも未だステージの余韻が抜けなくて興奮気味です。技を極めるためにたゆまぬ訓練と努力を続けるダンサー、踊り終わってお辞儀とともに見せる微笑が美しくて印象に残ったそうです。大きな劇場で行われる公演ではステージが遠く、なかなか表情までは見られない、それが、間近に見られて質問もできたと感動しきりの2人でした。